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炊き出しの手伝い
若いころ、ホームレスの炊き出し支援などのボランティアに行っていました。 仙台、東京で経験があります。 仙台の年越し炊き出しのことです。 寒い夜で、公園も暗く、作業が大変だったことが思い出されます。 健康な20代であるはずでも、寒さで手が思うように動かず、何度も手をこすり合わせていました。 そんななか、食事に来た高齢の男性が、公園のあずまやに座って食べていたのですが、炊き出しのうどんをうまく食べられずに下に落としながら食べていました。 わたしでも指が動かないので、路上生活をしていたその男性は、なお指先の動かない状況があったのではないかと思います。 わたしはその落ちるうどんを横目で見て、みんなの食事が終わったら片付けよう、あるいはだれかが片付けるかも、と考えていました。 しばらくして、そこに目をやると、高齢の男性の姿はありませんでした。 そして、食べ終わったと思われる別の男性が、そのこぼれたうどんを拾って掃除をされていたのです。 わたしは駆け寄って、 「わたしがやるからいいですよ」 と声をかけました。それは罪悪感があったからでした。 男性はちょっと驚
aoraya3
13 時間前読了時間: 2分
適正小作料運動から
今日は、戦時における農村について書かれた本から考えてみたいと思います。 エッセイですので、気軽に読んでいただけたらと思います。 今より20年ほど前、高齢者の方から戦争体験を聞くことがあった。 銃を避けて後退した戦地の経験、時計を組み立てていた工場でいつのまにか兵器になっていた経験。 現地の方がごはんをくれたというお話もあった。もちろんそのような出会いよりも、加害の経験を相手は覚えているかもしれず、これらは日本の中で聞き取れることなのかもしれない。 だんだんと、これらのことはそのこどもから伝え聞くようになる。 一回目の招集はよかった、二回目は大変だったらしい。マラリアになると寒いみたいだよね。お父さんに何枚も布団をかけた。 少し前に『東北農民の思想と行動』という本を読むことがあった。 最初は読みなれないが、だんだんと文体に慣れ、何を読んだらよいのかわかってくると、事実でありながら展開の気になる本となっていった。 戦前の地主体制から、戦争の準備が始まると、だんだんと国家による農業の管理体制が出来上がっていく。さまざまな農民運動は収まっていく中で、一方
さとやま、さとうみ地域医療研究室
4 日前読了時間: 3分
こどもに関する支援について
https:こど /www.nippon-foundation.or.jp/wp-content/uploads/2019/01/wha_pro_end_06.pdf こどもの支援について考える際に、いくつかの視点があります。ここではソーシャル・キャピタル(社会関係資本)の視座から考えてみたいと思います。 扱う主題は「こどもの貧困問題」です。こどもの貧困は、その尊厳や将来に甚大な影響を及ぼすものであり、早急に解決すべき重大な課題です。同時に本稿では、こうした危機的状況の裏側で、地域社会に何が資源として生み出されているのかについても考えてみます。 【利用資料】 イチロー・カワチ(監修), 近藤克則(監修) (2013) 『ソーシャル・キャピタルと健康政策:地域で活用するために』 日本評論社. 『家庭の経済格差と子どもの認知・非認知能力格差の関係分析(速報版)』公益財団法人 日本財団 家庭の経済格差と子どもの認知・非認知能力格差の関係分析(速報版) 認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ関連資料 等 musubie_uneihi_Poin
さとやま、さとうみ地域医療研究室
10月30日読了時間: 4分
先生の臨床
2013年前後の記憶を再構成したものです。東日本大震災ののち、石巻市開成南境地区に大規模な仮設住宅がありました。その時に、市内の高校生がボランティアに来てくれました。そのときの出来事です。
さとやま、さとうみ地域医療研究室
10月29日読了時間: 4分
どこから来るのか
「この事業の背景2024年活動方向と質的分析」にこたえてみようとおもいます。
さとやま、さとうみ地域医療研究室
10月21日読了時間: 5分
記憶の配置
もともと、この活動を始めたのは、医師の末永が、宮崎県には学生を畑に連れて行ったりする事例があるらしい、といううわさ話のようなことから始まった。 予算申請のために調べ始め、書き始めると、なんとかなりそうだった。 「医師が生活を知ることの重要性」、そして、「住民とともに育つこと」を目標に始めた。 この活動では、若い医学生に伝えたいという思いから、Instagramの投稿、HPの運用を行っており、後者では専攻医や医学生の体験記とともに、体験の様子を動画で公開している。 先日の農業体験で、いつも受け入れてくださっている遠藤農園の遠藤先生(高校の先生でもある)から、昨年の動画についてほめていただいた。 とてもうれしかった。ご自身の毎日見ている風景を撮影して、きれいだねと言っていただけることは、最高の体験だと思う。 だが、しばらくして、「わたしが撮った視線は、都会の人の楽しみのようで、農業の本当の大変さは伝えられていたのだろうか」という不安に駆られた。 そのことを考えてみた。けれど、内省をしたとしても、心は晴れない。 うれしかったことが、ただ、灰色になってい
さとやま、さとうみ地域医療研究室
10月20日読了時間: 4分
出身地から
こんにちは、事務局の末永です。 本日は所用あり、ふるさと大崎へ。 稲刈りはほとんど終わり、時折、渡り鳥の声がしていました。 大崎平野、大崎耕土といい、平らな地面が広がる地域は一面田んぼ。一部果樹(なしなど)や、屋敷のそばで飼育される畜産などもありますが、多くは水田単作地帯が広がっています。単作である、ということは、じつは力の分散が少ない地域の歴史を持っていた、とも言われます。 ::::: そういえば、農家の祖母は、病院に行くにしても、ましてやコンビニに行くにも、きれいな靴を履くようにしていました。 祖父がちょっとでも作業の後の残るものを身に付けていると、着替えを促しました。 病院にそんな服で行ったら、笑われるから。 震災後、病院で働くことになったわたしは、時々このことを思い出していました。 先生たちの多くは清潔な人が多いけれど、 中には、寝癖があったり、靴下に穴が空いていたり、Tシャツがすれていたり。 休み時間ができると、お菓子をボリボリ食べて、床にカスがこぼれ落ちたり、オナラをして、失敬、と言ったり。 そういえば、気仙沼を舞台とした『おかえり、
さとやま、さとうみ地域医療研究室
10月16日読了時間: 3分
医学の入口の方におすすめの本
『地域医療学ハンドブック: 君たちは地域医療をどう学ぶか』 鳥取大学医学部地域医療学講座 末永先生おすすめの本です。 こちらには、ドナルド・ショーンの省察的実践について触れているページがあります。 きちんと学問を修めてきたのに、現場に行ったらことごとくそのことがうまくいかない。 ローカルで葛藤が満ちる日常。 不確実性に耐えるにはどうしたらよいのか。 実践家はそうした日常のなかで、何かを変えて何かの答えを導き出していくしかない。何を変えているのか?それは自分の枠組みを問い直しているのではないか。 そのことは行為の中の省察(Reflection-in-Action)として紹介されています。 こうしたことは、態度とも言われているかも知れません。 絶対に悩むはずの実践。心細くなるのは当たり前、覚えておきたいことの一つです。 :::::: 『こどもEBM~自分で考える頭を作る本~』 名郷直樹 Evidence-Based Medicine 「根拠に基づく医療」 こちらは科学的なものの考え方を伝える本ではあるですが 正しい知識をどのように手に入れて認めるかと
さとやま、さとうみ地域医療研究室
10月14日読了時間: 2分
美しいふるさとを画角に収めるとき
先日の稲刈りにて、遠藤農園の遠藤先生より、昨年の稲刈りの映像をほめていただきました。 お近くの農家さんとお話をされる際に、こちらの動画を見てくださり、そこで、空がきれい、こどもの目線が新鮮、というご感想があったそうです。 フィードバックしてくださった遠藤先生にも感謝です。 :::::: 偶然の美しい自然の風景に支えられて、「さとやま・さとうみ地域医療研究室」の活動記録があるのかもしれません。 こうした記録を「シンみらいチャレンジプロジェクト」の活動(サントリーさんによる東北を支援する仕組み)紹介にて、シビック・プライドという言葉で再構築できることを教えてもらいました。 郷土愛が幼い頃から知っている故郷の姿と仮定して、シビック・プライドは、わたしたちが改めて気づいた故郷の姿と考えられるようです。 美しいふるさとを画角に収めるとき、こぼれ落ちるものもあります。 こぼれ落ちるものは、ちょっと外から来た人には無自覚に見えないもの。それに価値があるかどうかは関係していません。 または、ともすると、ちょっと外から来た人が美しい、ということで、その土地の人が美
さとやま、さとうみ地域医療研究室
10月6日読了時間: 2分
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