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わかめ刈り

プロジェクトタイプ

漁業体験

日付

2025年2月

場所

石巻市雄勝町

東北医科薬科大学医学部 4年
石原海成さん

宮城県の石巻市でワカメ養殖の漁業体験に参加した。養殖ワカメの収穫体験のため、船で養殖場へ向かった。ロープに吊るされたワカメが海中で揺れている様子を見たのは初めてで自分が食べているワカメがどのように生育しているのかを知ることができた。実際に刈り取り・運搬作業を体験すると、単純に見える工程にも熟練した判断・体力が必要であることを実感した。少し沖に出た際には潮流の速さと船の揺れを体で感じ、日々この環境で作業する漁師さんの負担の大きさを理解することが出来た。また、養殖の成果に森の状態が深く関わっていることを知りとても興味深かった。

その後、漁師さんから、一年間の魚介類の収穫スケジュールを伺った。冬から春はワカメの収穫で早朝からの重労働が続き、1回の収穫量が多く1人で運ぶ必要があるため、肩や腰の痛みが慢性的にあることを知った。夏はウニやホヤなどの漁が中心となり、ウニのカギ取りは収穫量が多く身体的に負担が大きくなるとのことだった。最も身体的負担が大きいのはワカメの収穫であることを知った。
また、繁忙期には睡眠不足が続き、収入の変動や天候不順は精神的ストレスにも直結する。
さらに、地域社会との関係性や後継者問題といった社会的負担も抱えていることを知った。
このような多面的な負担、特に身体的負担があるということを周りの漁師に話すと、それに対して否定的な意見をいただくこともあり、相談しにくいといった問題も伺った。
シーズンごとの健康管理として、冬季は十分な栄養摂取、作業前後のストレッチによる腰痛・肩痛予防・サポーター等が重要である。夏季は水分・塩分補給と潜水前の体調確認を徹底する。通年では定期的な健診受診や、疲労や不眠を自覚した際に早期に相談できる体制づくりが求められると考える。

今回の体験を通じ、漁業は自然と向き合う産業であると同時に、包括的な健康支援を必要とする職業であると学んだ。地域医療に携わる者として、季節性・職業性を踏まえた支援の視点を持つきっかけになった貴重な経験だった。

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