Create Your First Project
Start adding your projects to your portfolio. Click on "Manage Projects" to get started
海辺の小さな診療所「医学生の体験」
プロジェクトタイプ
こども医療体験のサポート
日付
2025年7月
2025年7月雄勝診療所でこども向けのイベント「聴診器のむこうがわ」を開催しました。東北医科薬科大学の医学生 鈴木結子さん、石原海成さん、重松優奈さん、長谷川遥花さんにお手伝いをしてもらいました。頂いたレポートから抜粋して体験記とさせて頂きます。
-----------------------------------------------------------
今回のようなイベントを通じて、多世代とのコミュニケーションやともに働く他職種の方々とよりボーダレスに対話が可能になり、少ない医療資源を最大限活かして医療を行うことができるのではないかと感じた。
総合診療・家庭医療はなんとなく高齢者だけを診る医療のイメージがあったが、今回子供たちと関わることで総合診療とは多世代にわたる医療であることを実感することができた。高齢者だけを診るのではなく、他の世代にも目を向けて医療を実践する必要がある領域であることを強く認識した。
週に数回だけしか使われない診療所があることを初めて知りました。そのような施設が田舎にいくにつれて多く存在し、それを活用することが医療資源の乏しい地域での医療の強みだと感じました。
今までは、地域医療といっても高齢者医療中心のことに目を向けていました。地域の中にはもちろん子供から大人までいますが、田舎に行くにつれ地域医療は高齢者が中心になると考えていたからです。今回、小学生の子達と接したり末永先生のお話を聞く中で、人口は減りつつあるが、子どもたちに医療を身近に感じてもらうことに大変意味があるなと感じました。
今回は、雄勝地区に興味があったのと、子どもと触れ合うことが好きという軽い気持ちで参加させていただきました。実際に当日子どもたちを見ていると、自分の方が学ばせてもらうことが多かったと感じました。特に、最後の末永先生のお話で、「大変なことがあれば逃げていいし、辛いと思ったら絶対にここに来てね」というメッセージに自分自身が感動しました。小学生の子たちがあの時どれくらい主旨を理解していたかはわからないけど、きっと後から振り返ったときに雄勝診療所を身近に感じて救われる子がいるのだろうなと感じました。
また、医師や看護師さんをはじめとする、当日様々なことを教えてくださった皆様が本当に暖かくて安心して参加することができました。本当にありがとうございました!素敵な体験ができました!また次回もぜひ参加させていただきたいです!
人の温かさを非常に感じた。医療者同士も患者と医療者も地域の方とも距離が近く、何でも相談しやすい環境が素敵だと感じた。大きな病院では「医者」というイメージから、病院外で話しかけにくいと思われがちだが、診療所では、医者であると同時に、その地域の住民でもあるため、地域との距離の近さはこれが理由なのだと思う。



