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わかめ刈り

プロジェクトタイプ

漁業体験

日付

2026年2月

場所

石巻市雄勝町

東北医科薬科大学医学部5年
鈴木結子
体験日 2026年2月21日

今回の漁業体験を通して、漁師さんの生活や仕事の実際について深く学ぶことができた。実際に体を動かしてみることで、漁業が想像以上に厳しい肉体労働であることを身をもって実感した。重い道具を扱い、採った海産物を運ぶ作業は体への負担が大きく、この仕事を長年続けるためには日々の健康管理がいかに重要であるかを強く感じた。

体験後のワークでは、漁師さんの食生活や健康についても意見を交わした。昼食をゆっくり取る時間がなく、簡単に済ませることが多い一方で、その分夕食を多く食べている(ご飯を三杯ほど食べる)というお話が印象に残っている。過酷な労働環境だからこそ本来は規則的な食生活が望ましいが、決められた時間内に仕事を終わらせなければならない漁師という職業においては、昼食の時間を十分に確保することの難しさも理解できた。また、体を痛めないために左右均等に力をかける工夫やサポーターの使用といった具体的な提案を先生方がされているのを聞き、職業やその人の背景を理解したうえで助言することが、より実行しやすく現実的な解決策につながるのだと学び、将来わたしもこのような助言ができるように様々な経験を積んでいきたいと思った。

特に心に残ったのは、漁師さんが婿入りという立場で地域に入り、周囲に受け入れられるまでに苦労されたというお話である。伝統やつながりを大切にする地域社会の中で、新しく加わることの難しさや、新しい取り組みを始めようとする際に向けられる周囲の視線の重さは、想像以上のものであると感じた。

また、「周りの目が気になるため、身体の痛みがあっても簡単には医療機関を受診しにくい」というお話も強く印象に残っている。本来であれば早めに相談することで防げる不調も、周囲の視線や立場を気にすることで受診をためらってしまう現状があることを知り、地域社会ならではの難しさを実感した。この話を聞き、医療者側もただ診療を行うだけでなく、地域の背景や人間関係を理解したうえで、よりオープンに健康について相談し合える関係づくりを進めていく必要があるのではないかと感じた。「受診したい」という気持ちがありながらも、周囲の目を気にして一歩を踏み出せない人を減らすためには、安心して相談できる環境づくりが重要であると学んだ。

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